自分が前に立って、友達やパートナー、仕事相手を案内する。
行き先を伝えるときは声に出していることが多いと思います。
「次を右に曲がります」
「3番ホームから電車に乗ります」
「エレベーターで4階です」
しかし、しっかり伝えたつもりでも、振り向いたら相手がいなかった!
ということはありませんか?
言葉は伝えやすいツールですが、人混みや雑音が多いとき、なかなか相手に伝わっていないこともあります。
相手も突然、案内役がいなくなってソワソワしたり、相手が意図していない方向に曲がって「えっ!」と驚いてしまうことも。
こうしたリスクを減らすために、手や指、腕を使う方法があります。
今回は、特に使える2つの合図
を紹介します。
なんだか自分はうまく相手を案内できてないぞ?と思う人はぜひ参考にしてみてください。
案内で手や指を使う効果
口だけでなく、案内で手や指を使うことは次の2つのメリットがあります。
1.相手に伝わりやすい
口だけでももちろん相手に伝えたいことは届きます。
ですが、
・周りが騒がしい、人が多いなど、環境が悪いこと。
・声が通りづらい、マスクでくぐもってしまうなど、自分がうまくできないこと。
こうした要因が口だけでは伝わりづらくしています。
そこで手や指を使って、耳だけでなく目で確認できるようにしてあげます。
すると相手も自分が聞いた情報があっているか、自然に確認ができます。
一方的に言葉で伝えるよりも、相手にとってちょっと安心できるのもポイントですね。
2.自分の間違いに気づける
私もよくやってしまうのですが、自分が口に出したことが、頭で考えていたことと違うことがあります。
例えば、
頭の中:次の信号を右に曲がる
口:「左に行くよ」
こんなことが起きます(意外と自分では気づかないんです)。
すると一緒にいる相手はどうなるのか?
曲がり角に着いたとき、左に行くと言っていたのに、右に曲がるものですから、えっ!と驚くことに……
混雑しているときは、人の流れにのれず、曲がりそこねてしまうかもしれません。
こうした頭と口がバラバラになってしまっているのに気づくのにも、手や指、腕を使うのがおすすめです。
人の動きというのは、頭で考えていることがストレートに表れやすいものです。
なので、
頭の中:次の信号を右に曲がる
口:「左に行くよ」
指:右を指す
なんてことが起きます。
するとまず、口で伝えた内容と指の向きが違うことに自分が気づける可能性があります。
次に、もし自分で気づけなかったとしても、一緒にいる相手が、口にしていることと指で示していることが違うことに気づけます。
そうなれば、案内役に「どっちが正しいの?」と尋ねることができますよね。
これで案内役も間違いを修正することができます。
よく使う2つの合図
指や手で伝えることができる合図はいくつかあります。
ハンドサインと呼ばれる、しっかりと決められたものを知っている人もいるかもしれませんね。
ですが、街の道を歩くなかで使うのであれば、難しい合図ではなく次の2つでOKです。
1.これから進む方向
私もよく使う合図です。
これから進む方向と伝えます。
特にまっすぐ歩いているときに曲がるときやいくつかの道が微妙に斜めに交わっているときに使います。
あまり早く出しすぎても忘れてしまいますから、自分の目で曲がり角が見え始めたときに出すことが多いですね。
人が多いときは指で、人が少ないときは腕を使って伝えます。
2.重要な数字
建物の階数、駅のホーム、曲がる場所までの路地の数などなど。
目印に数字が使われているときは、指で数字を伝えます。
私は買い物のとき、何階まで上がるかを伝えるときによく使いますね。
互いに何階に行くかわかっているほうが安心ですし、もし案内役を見失っても、階数やホーム番号がわかれば、再会しやすいのもメリットです。
ほかにも時間を伝えるのにも使えます。
「あと5分で会場に着くよ」
ちょっと疲れていたり、人酔いしているときは、耳だけでは聞き漏らしてしまうことがあります。
目でもわかってちゃんと伝われば、あと少し頑張ろうと歩く気持ちも軽くなります。
手や指を使うときの注意点
最後に手や指を使うときの注意点をあげておきます。
合図を出すときは周りに邪魔にならないように
指や手を使うとき、周りに人が多いときには、手をのばす長さや動作の大きさに注意しましょう。
周りの人に腕がぶつかったり、相手の顔に指が刺さるなんてこともあります。
合図に夢中で人の進路を邪魔してしまうことのないように、使う前には周りに確認してください。
相手を確認する
せっかく合図を出すのですから、相手にちゃんと伝わっているかを確認しましょう。
合図を出していても届いていないとなれば、もったいないです。
もちろん振り返って相手の表情が見えるといいのですが、人が多くて振り返るのが難しいこともあるかもしれませんね。
そんなときは、せめて相手から見える場所に合図がだせているかを意識してみてください。
見落とすリスクを減らすことができます。
まとめ:手や指を使って相手より伝わるようにしよう
案内役をするのなら、できるだけストレスなく相手を目的地まで連れて行ってあげたいですよね。
上手く伝わってなくて相手を見失った、目的地まで着くのに時間がかかったなど。
小さな不安を減らせるように、
を試してみましょう。
何度も相手に言っているのにいつもうまく伝わってない、こんな状況を変えるキッカケになるかもしれません。
もし可能なら、案内をする前に相手に指や手で合図を出すことを伝えておくと、スムーズに案内できます( . .)φ
ついでに、どのへんに合図を出すと見えやすいかも確認しておくと安心です。
以上、今回は「指や腕を使って道を伝える」をお伝えしました。
ではでは。
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